でも述べたように、被害を受けていることを認識するのに時間がかかります。
認識できた頃には、精神的にダメージを受けて気力を奪われていることも多いです。
できるだけ、早く、相談するべきです。
「なんか、オカシイぞ」と、ちょっとでも感じたら。
加害者こそ無自覚
加害者側こそ、加害しているという自覚を持っていない。
DV加害者は、自分が正しいと思い込んでいる。
いじめ加害者は、友達として仲良くしてやってる、なんて思っているかもしれない。
性犯罪者は、相手(被害者側)が誘うような態度だったから、等と責任転嫁する。
相談しにくい環境
いじめ(=暴行罪)や性犯罪の場合、直接、学校へは相談しにくい。
学校に相談することで、更に子どもの心の傷を深くしてしまうんじゃないか、また、内申書に響くんじゃないか、教師から却って酷い扱いを受けるんじゃないか、等々、我が子を人質に取られているような心境になってしまう。
(隠蔽されるんじゃないかとも疑っちゃうし。)
とにかく相談すべし!
身内への相談
私自身の経験から言うと、身内へ相談する時は、自分の心にバリアを張って警戒しておいたほうが良いと思う。
なぜなら、身内は容赦ない言葉を投げつけてくるので、二次被害を受けるかもしれないから。
また、身内が問題について素人なら、解決策への入り口にすら辿り着かない。
「アナタにも悪いところが有ったのよ」と諭される。
そりゃあ、私は完璧人間では無いから、至らないところも多いよ。
自分が至らないからオットが暴れるのだと自分を責め、自身の修正に努め続けてきた。
それでも、オットの言動は改善されず、自分一人の努力だけでは限界を感じたから、思い切って相談したのに。
かと言って、身内へ相談しなかったら、
「なんで私に相談しないのよ?」「なんで、もっと早く相談してこないのよ?」
と責められる。
なので、形式的に表面的に、「公的機関に相談しようと考えている」等と、報告くらいはしておいたほうが良いのかもしれない。
ほんとに、理解の無い身内って厄介だ。
スクールカウンセラーさん
スクールカウンセラーさんは学校外部の所属で、生徒本人だけでなく、保護者の相談も聞いてくださるはずです。
(私は、元オットが中学教師だった為に学校の先生を信用できなくなってしまい、わが子たちの学校行事などに参加するのが精神的に苦痛です(わが子たちの成長は見たいのに)、というような内容で、スクールカウンセラーさんに相談したことがあります。)
また、スクールカウンセラーさんだけでなく、他の機関にも相談に行ったほうが良いと思います。
公的機関のカウンセラーさんに相談して、学校側にどのように話を持っていくか作戦を練ってから、学校と交渉かな。
学校に相談しても解決しそうになかった時に、外部の機関に相談済みだと心強いし。
と、学校不信の私の個人的な意見です。
離婚の相談
離婚に限定して言えば、
離婚を既に考えている人も、まだ迷っている人も、婚姻をなんとか継続したいと思っている人も、とりあえず、相談機関に行くべきだと思う。
渦中にいると、冷静に正常な判断ができないので、専門のカウンセラーさんのアドバイスを受けるべきです。
とにかく、自分にとって最適な解を得られるよう、相談機関を探してほしい。
身近な人が被害に遭っていたら、相談機関を検索して、一緒に連れて行くなどしてほしい。
(無理矢理にでも引っ張って連れて行くべきだと私は思っている。)
カウンセラーさんにもいろんな人がいるだろうから、自分との相性などもあるかもしれないので、自治体が紹介している機関の中で、何人か訪ねてみてもよいと思う。
弁護士さんにお世話になるのであれば、
おそらく、自治体の相談機関から弁護士さんを紹介してもらうのが、ベターな道筋なのだと思います。
私のように、弁護士さんから探すなら、抱えている問題に詳しいのは勿論、自治体の相談機関(カウンセラーや精神科医)との繋がりを持ってらっしゃるかどうかが一つの目安になると思います。
私の場合は、DVに詳しい弁護士さんと出会えたことが、結果的に最善の道だったのだけれど、今は、インターネットで検索すると、たくさんの弁護士が「DVに詳しい」と謳っている。
ちなみに、私を担当してくださった弁護士さんは、当時、友人が検索してくれたワード「DV、◯◯(地名)、弁護士」では、現在はヒットしない。インターネットで宣伝しなくても、お忙しい方なのだ。
インターネットが普及して、手に入る情報量が増えたのは良いことなのだけれど、本当に欲しい情報を探し難くなってしまったなあと感じる。
記事を分割します。
被害に遭っているのかどうか分からなくても、相談すべし②、につづく・・・。