前投稿記事のように、初めて、Vの家に連れていかれベッドに押し倒されて身体を触られた時、
向かいの部屋から声がした。
「アニキ、帰ってるん?」
階段を上がって左側がVの部屋、右側は弟さんの部屋のようだ。
Vは、「帰ってるでー!」と返事していた。
弟さんは障害者であるのを聞いていたけれど、どういう障害なのかは全く聞いていない。
(実は、これまた、結婚してからも、詳しくは聞いてないのよ!)
結婚してから私は、オットの実家の自室に入ったことがない。
結婚して、オットの実家の敷地内にある借家に住むことになり、7年半そこで過ごしたのですが、
つまり、オットの実家は徒歩15秒くらい。
オットが、「お母ちゃん(=姑)や姉ちゃんたち(オットの姉)とは、仲良くしとけ。」と言うので、
平日オットが帰宅するまでの間とか、産休・育休中などに、私は、しょっちゅう訪ねていたの。
オットには二人の姉が居て、下の姉が同じ敷地(オットの実家の向かい)に5人家族で住んでいて(姉夫婦+子ども3人)、
私にとっては、V家のメンバーの中で一番しゃべりやすくて、楽しかった。
だから、結婚当初、義姉のところばっかり行ってたら、オットに「お母ちゃんの方を大事にしろ。姉ちゃんのとこばっかり行ってたら、お母ちゃんも気ぃ悪いやろ。」と言われた。
確かに、そうかもしれないな、と思い、姑の家へ行く割合の方を増やした。
詳しくは、結婚編に記述すると思いますが、つまり、婚姻中に、オットの実家へは、しょっちゅう行っていたわけです。
ところが。
2階のオットの部屋へ、私は結婚してから殆ど入っていないのです。
結婚する時くらいに、オットに「物を取りに行くからついてこい」と言われて、少し足を踏み入れた記憶はあるのだけれど、多分、その一度だけだったと思う。
中学時代に連れて行かれた時にベッドの頭側に並べられていた大量の音楽カセットテープが無くなっているなぁ処分したのかなぁCDの時代やもんなぁ等と思った記憶がある。
Vご自慢のコレクションであるカセットテープが見当たらなかったことに少し驚いたから記憶に残っているのだと思う。
部屋の他の様子は全く覚えていない。
なんとなく居心地悪いから部屋に長居したくない、あんまりジロジロ見たくない、という気持ちは覚えている。
結婚してから、オットの実家の姑のエリアである1階部分には数え切れないくらい行ったけれど、2階へ上がることは無かった。
オットと一緒に姑の家へお邪魔した時、オットは何度か2階の自室に上がっていった。
姑から「アナタも一緒に(2階へ)上がらないの?」と言われたこともある。
「私は、ここで待っています。」と、台所で姑と一緒にお茶を飲んでいた。
無意識のうちに避けていた
おそらく、私の無意識が、「忌まわしい場所(中学時代に初めて身体を触られた)」として、避けていたんじゃないかな。
自覚は全く無かった。
たぶん、怖かった。
行きたいと思ったことは一度も無い。
普通、好きな人の部屋には行きたいもんじゃないかなと思うけれど…、どうなんだろう。
ちはやふる40巻の第207首で、かるた部のメンバーが真島くんの部屋に、ねぎらいのためのお布団を持っていった時、菫ちゃんが、(この部屋が真島先輩の部屋…、このベッドが先輩のベッド…)って、深呼吸してるよね。
(ちはやふる 40巻 電子書籍・紙書籍)
。。。まあ、私、もともと、そういう願望は少ないかも。
でも、オット以外の数人の交際相手に関しては、オットの自室のように「行きたいと思わない」ことは無かったな。
自宅にお呼ばれした時は嬉しかったし、一人暮らしの彼氏の部屋は安心感もあって好きだった。