私が結婚したのは、約四半世紀前です。
結婚(婚姻届を提出)してから2ヶ月後に、オットからサンドバック状態で殴られた時、アザだらけの顔面で病院を受診しても・その顔で職場へ出勤しても、「激しい夫婦喧嘩やなあ」という程度の世間の認識でした。
今、振り返って考えると、とても恐ろしいことです。
それまで暴力を受けたことが無かった私にとっては異常事態なのに、単なる夫婦喧嘩で済まされてしまうのです。
DV防止法が施行されたのは2001年です。
私が離婚しようと決意した頃(18年ほど前)は、まだ、DVという言葉は一般社会には知られてなくて、なんとなく聞いたことあるなぁくらいの私は、家庭内暴力のことだろうと思っていて。
私のイメージとして、家庭内暴力っていうのは、マンガとかにありそうなアルコール依存の飲んだくれオヤジが暴れてちゃぶ台をひっくり返して・・・みたいな笑
(「DVの被害者は、被害について打ち明けられない。 」にも記述しています。)
DVに関するリーフレットを読んで、びっくり仰天しましたよ。「コレって、ウチ(私たち夫婦)のことやん!」と。
飲んだくれオヤジが単に暴れる話じゃなかった!
インターネットのWebサイトが、ぽつぽつと普及し始めた頃で、スマホやブログも存在しない時代でした。
職場のパソコンで、男女参画センターのサイトなどのDVに関するHP(ホームページ)を読んで、情報を集めました。
この頃、モラハラという単語も無かったです。
セクハラが社会問題になってきた頃。それから、アカハラなど種々のハラスメントが話題になっていった記憶。
でも、今は、DVやモラハラなど、社会問題として一般的になり、Webでたくさんの情報も得ることができます。
できるだけ早く逃げるべきだと私は思います。
(夫と話し合って夫婦関係を修復する、という手段もあるとは思いますが、「『逃げる』ことについて」でも少し触れたように、加害者に改心の余地があるかどうかは被害者には判断できないので、専門家に相談するべきです。DVを甘く見てはいけません。)
今のように、ワイセツ教師やDVのニュース・情報などをたくさん目にしていたら、もっと早くに逃げることができたかも。
過去のことに対して、タラレバの話はナンセンスですが、
私の後悔が、未来の他の人の役に立つ情報になれば良いなと願っています。